カセットデッキは前述したように、一番最初にAIWAのAF-3250というカセットレシーバーを両親から買って貰いました。
この製品はいわゆるピアノ式のスイッチで、オイルダンプした感触の良い、かつ機敏な反応で非常に使い易いデッキでした。
音もね、当時録音したテープを聴いてみると、非常に素直な良い音で録音されています。
チューナー部も、アナログ式のダイヤルが滑らかに動き、チューニングし易かった。
でも一般にはあまり知られていない製品ですね。
ネットで検索してもあまりヒットしません。
次に買ったのはAKAI HX-R5です。
確か小遣いやお年玉を貯めて、後楽園で行われた家電屋の展示会に行って買ったと記憶しています。
当時FMエアチェックにハマっていて、長時間録音をどうするかが頭の痛いところでした。
そこでオートリバースの機種に目を付けました。
当時はオートリバースはAKAIでしょ、という認識でした。
本当はもう一つ上のグレードのGX-R6が欲しかったんです。
ヘッドはR6がAKAI伝統のGXヘッド、対するR5はHDヘッド(多分当時の私が聴いても違いは分からないと思いますが)。
確か1万円の差があって、当時の自分にはそれが出せませんでした。
でも、DOLBY-Cのついたオートリバースデッキですよ、嬉しくて毎日の様にエアチェックしてました。
でもオートリバースはヘッドが回転するので、今録音テープを聴くとアジマスがずれているんですよね。
高音がコモっています。
やっぱりナカミチのCR-70を買っとけばよかったかなぁ、と今更ながら後悔してます。
つづきます。