オリチーの日記

大したことがないオーディオ暦と日常のつぶやきを書いていきます。

私のオーディオ機材遍歴(プレーヤー編・その2)

さて、一浪して(^^;)なんとか大学に入り、バイトをしながら貯金に精を出します。

最初にカセットデッキナカミチZX-7)を購入し、次はレコードプレーヤーの番です。

カタログを眺めていると、どうしても良いものに目が行きますよね。

でも実際に自分が出せる金額と乖離が有る場合、中間の製品で妥協する訳です。

 

私が欲しかったプレーヤーはパイオニアPL-70Ⅱなんですが、当時の価格が17万円(実際は値引きが入って15万円強ですかね)で、ZX-7を購入した後で無理でした。

そこでPL-50Ⅱは?となる訳でが、こちらも予算オーバー、結局PL-30Ⅱになりました。

イオニア PL-30Ⅱ(オーディオの足跡より拝借)

Exclusive P3のフォルムに憧れたんですよ。

でも実際は、貧乏学生が手に届くのはPL-30Ⅱが精一杯です。

別に自分を卑下している訳ではありませんよ、身分相応ってところです(^^;)

 

このプレーヤーはアームがストレート型とS字型に交換可能で、双方に異なったカートリッジの載せて楽しんでました。

カートリッジも最初はオーテク普及品でしたが、色気が付いてきてDENON(当時はデンオン)のDL-301Ⅱを購入しました。

DENON DN-301Ⅱ(DENONのHPより)

友達は「そんな高いレコード針買ってどーすんの」って言ってましたね。

いや「レコード針」と言ってる時点で「チッ、チッ、チッ、カートリッジだよ」などと通ぶっていましたが、単に自己満足なのよ(^◇^;)

 

PL-30Ⅱは、それまでのAIWAのプレーヤーより更に良い音でレコードを鳴らしていました。

が、が、一つ不満点がありました。

それはレコードのソリや偏芯によって生じる低域共振を抑えるため、アーム軸上部にシリコンオイルを使ってアーム自体をダンプする構造になっているんですが、どうしても音が鈍く感じてしまうんです。

その不満が募って行きますが、そのうち時代はCDに移って行きます。

就職した私は実家にPL-30Ⅱを残して最果ての地札幌に転勤します。

 

つづく