オリチーの日記

大したことがないオーディオ暦と日常のつぶやきを書いていきます。

今日のミュージックタイム

ここに一本のMDが有ります。

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これは城達也ジェットストリーム最終回を録音したディスクです。

1994年12月31日(30日深夜)が最後の放送でした。

 

私は中学生からこの番組を聴いていました。

もっとも、この頃は眠たくて最後まで聴くことは少なかったですが。

オープニングの「遠い地平線が消えて、深々とした夜の闇に心を休める時、遥か雲海の上を音もなく流れ去る気流は、限りない宇宙の営みを告げています。」のナレーションは何回聴いたかな。

「夜の静寂のなんと饒舌なことでしょうか」このナレーションの言葉が強く印象に残ります。

この放送を布団の中で聴いていたのが中学生まで。

高校・浪人・大学の頃は大体机に座って雑誌読んだり、勉強したり、絵を描いたりしながら聴いてました。

イージーリスニング系の音楽は「ながら」にはぴったり。

そして、まだ行った事が無い外国(特にヨーロッパ)の風景を思い描いて、空想にふけるのも良いですね。

番組の途中でJALのパック旅行の宣伝で料金を聞くと「ちょっと行けねーな」となるんですけどねw。

だから初めてイタリアに行った時、夜のシベリアを眼下にジェットストリームの録音を聴いたとき、ちょっと感慨深かったです。

 

城達也は放送が終わった2か月後の1995年2月に亡くなります。

最後の放送はこのように締めくくります。

 

「27年間、私がで案内役を務めて参りましたジェット・ストリーム今夜でお別れでございます。

長い間本当にありがとうございました。

またいつの日か、夢も遥かな空の旅でお会いいたしましょう。

では皆さまさようなら。良いお年をお迎えください」

 

ホントに遥かな空の彼方に行ってしまいました。

 

www.youtube.com

 

そういえばこの様なコンサートもある様です。

prtimes.jp

最近流行りのAI音声を使って、30年ぶりに城達也の新しいナレーションが聴けるコンサートのようです。

AI音声の是非は意見が分かれるところですが、これもやはり城達也の人気が今だにある証なんでしょうね。

そういう私はちょっと行ってみたいかなぁ・・・なんて(^ω^)