昨日観た「ゴジラ-1.0」について。
VFXについてはかなりのレベルにあると思います。
ハリウッドと比べても遜色ないレベル。
逆にハリウッド版ゴジラの予算が1.6億ドル(150円換算で240億円)に対し、ゴジラ-1.0の山崎監督はX(Twitter)で10億円では創れないと呟いています。
仮に20億円だったとしても、ハリウッドの1/10以下でこのCGを作成して、今度のアカデミー賞の視覚効果部門を受賞したら、ハリウッドのメンツ丸つぶれではないか。
いや逆に日本が安すぎるんじゃないのか?
クリエーターにちゃんとお金が払われているのか、逆に心配になります。
内容について、少し突っ込み処はあります。
まぁ元々はあり得ない非日常の物語だから仕方がないけど、でも惜しいなぁと。
嘘を本当らしくつくのが映画だからさ。
それとキャスト。
ALWAYS三丁目の夕日の世界にゴジラが迷い込んだ雰囲気が。
監督が同じだからしょうがないか・・・
吉岡秀隆が演じる少し頼りない科学者がALWAYSとダブる。
ひ弱な主人公神木隆之助が吉岡秀隆とダブる。
これは山崎監督のキャラクターが出てしまったのかな?
文句ばかり書いても仕方がない。
映画としては立派に成り立っているし、アメリカの興行成績も良いようなので。
オタキングの岡田斗司夫が2016年のシンゴジラと今回のゴジラ-1.0の決定的な差は、人の物語が映画の中で描かれているところだとYouTubeで話していました。
確かに神木の物語と浜辺美波との関係性も描かれていて、嫁さんは素直に面白かったと言ってました。
あと音響はやはり映画館で観た方が断然良いです。
ゴジラのテーマソングが腹にズンズンくる感じは、家のテレビ(たとえ66インチとか80インチでも)でも味わえない迫力でした。